Sweet Christmas Eve♪




「晩飯あるんか?」

時間はもう9時を回っている。

「うん。朝にカレー炊いてきた」

大抵帰るのは早い日でも8時頃になるから、朝の間に下拵えはしている。

それに来年には結婚するので今はもう一緒に住んでいるし。

って、それまでも隣同士だったけど。

二重家賃は勿体無いからと2人で住めるマンションに引っ越した。

「カレーか。本当にクリスマスとは関係ないな」

「いいじゃない。カレーなら明日も食べられるし。あ、それとサラダ。カレーはチキンカレーだしサラダはグリーンサラダだよ。 ミニトマトも入れて一応クリスマスカラー」

「なんやねん、それ。ほんまお前らしいわ」

おでこを突っつかれた。

いいじゃない、クリスマスにはチキンが付き物なんだし。

赤と緑はクリスマスカラーだし気は心よ。

でもいつも礼音に馬鹿にされてるような。

ほんと、年下なのに生意気なんだから。

偉そうにするなら食べさせてあげないんだからね。



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