Sweet Christmas Eve♪
涼と陽菜の部屋は真っ暗。
当たり前なんだけど…
「ん、どうした?」
2人の部屋の前にぼぉーっと立っていた私を着替えを済ませて部屋から出て来た恭介さんが驚いたように。
「あ、いえ」
「フッ 寂しいのか?」
「この部屋に電気がついてない、涼と陽菜の声がしてないって言うのはやっぱり…いつの間にか賑やかなのに慣れてしまったんですね」
「そうだな。だけど」
「はい?ち、ちょっと恭介さん」
いきなり抱き寄せられ
「あの2人がいないとこういうことも堂々と出来る」
言い終わらないうちに唇を奪われた。
「…ゥゥン」
声が零れ…
漸く恭介さんの唇が離れる。
「もう、恭介さんは!さっさとお風呂に入って下さいな」
部屋に入ろうとすると肩を掴まれ向きを変えられて
「一緒に入るぞ」
「はぁ?」
「今日は邪魔者はいないしお前もいつもより綺麗だし、それに何よりクリスマスだからな。もう一つのプレゼントをもらわないと」
「……」
何か、突っ込みどころ満載の今の台詞なんだけど…
「ほら行くぞ」
「き、恭介さん、着替え」
「プレゼントだろ。俺が脱がすのが当たり前だろ」
「えっ?えぇぇぇ~」
家中に私の声が響き渡った。
「煩い!陽菜がいたら『ママ、陽菜お耳が痛くなっちゃうよ』って言うぞ」
いつの間にか服を脱がされお風呂に。
――
―
そして…
今年も確りクリスマスプレゼントになってしまいました。
もう!
恭介さんの馬鹿!!