続豹変彼氏のキスの味~in夏休み~【完結】
◆記念日◆
ピンポ──ン……
ドキ…
ドキ…
『はい』
「あ! り、淕斗くん!?柚琉だけどっ」
『いいよ、入って』
私は一呼吸して、淕斗くんの家に入った。
今日は、
淕斗くんとの
二ヶ月記念日。
悩みに悩んで、
私はペアリングを買った。
…喜んでくれるかな……
「おじゃましま─す…」
淕斗くんの部屋に来るのは、初めてじゃない。
けど……
記念日だから、変な感じがするや。
「お茶持ってくる。待ってて。」
「…うん」
私は淕斗くんの部屋を眺めた。
キレイに整頓されてるなあ─……