続豹変彼氏のキスの味~in夏休み~【完結】
「はい、お茶。」
「……ありがと」
そう言って一口。
「柚琉?」
「ん?」
淕斗くんが私の横に座った。
「はい、コレ」
渡されたのは、
リボンがついた小さな箱。
「開けていい?」
「…おうっ」
そっと開けると……
「…指輪?」
「おう、…俺と柚琉のペアリング」
「ペアリング!!?」
「え、何?」
「か……かぶった…」
「は!? まじで!?」
淕斗くんは目を丸くした。
てか!
私もめっちゃ驚いてんですけどっっ
「ほ…ほら!」
私は淕斗くんに、指輪を渡した。
「ほ…本当だ……」