続豹変彼氏のキスの味~in夏休み~【完結】
―――夏祭り当日
夏祭りの音楽が広場に流れて
たくさんの人達の声が、雑音に聞こえる。
な…夏祭りがきた!!
「淕斗くん遅いなぁ」
「依月と一緒にもうすぐ来るってぇ」
そう言って、恋美はケータイを巾着に入れた。
「お待たせ―」
「遅くなったぁ」
人混みの中に現れた背の高い二人。
淕斗くんと依月くんだった。
「い―よぉ♪全然☆」
そう言って恋美は、依月に腕を絡ませた。
「…淕斗くん」
「よう。…久しぶり」
じんべい姿………
むっっっちゃカッコイイんだけど!!!
やばいぃぃい////
「俺らも行くぞ」
そう言って、淕斗くんは私の手を
ギュッと握った。