貴方を好きになるその日まで‥‥。3
第3 4章 観覧車で告白っていいね。
電車で10分程で遊園地に着いた。

まずは、ジェットコースター。

その次は、お化け屋敷。

その次は、コーヒーカップ。

そんな事をして楽しんでもう6時になっていた。

「そろそろ帰ろっか。」

私は佳くんにそう言った。

「待って、観覧車。観覧車乗ろうよ。」

か、観覧車!?それってよく恋人同士が乗ってるものじゃないの?

「ほら、早く!いこいこ。」

佳くんが私の腕を引っ張る。

そして、私達は観覧車の狭い部屋に入る。

「わーーー綺麗だな〜」

本当に綺麗な景色。オレンジ色の空に光る建物。本当に綺麗。

「ねぇ、コウちゃん。俺、コウちゃんに一目惚れしちゃった。もちろん見た目だけじゃなくて、性格も全部。」

ひ、一目惚れーーーー!私の心臓バクバクしてる。

だって、佳くんすごく真剣な顔なんだもん。

どうしよう。嬉しくて涙が出てきちゃった。

「こ、コウちゃん!?ごめん!大丈夫?」

「うん。私で良ければ付き合いませんか?」

私は涙を拭いて笑って言った。

丁度今が、頂上くらい。

「コウちゃん。」

私が、「ん?」って言って佳くんの方を見ると、一瞬だけどチュッてキスされた!

きゃーーー!恥ずかしい!でも、嬉しいな。

「俺で良ければ、よろしくね」

佳くんは、ニカッと笑う。

「なんか、観覧車で告白っていいね。」

そして、私達は隣同士に座り、ずっと手を繋いでた。
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