唯一の純愛
散歩
妻が死んでからも、私は毎日、深夜の散歩を続けています。
独り言で妻に語りかけながら、妻と歩いた道を辿っています。
妻と見上げた星空を見上げ、妻に語りかけます。
まだ泣き言ばかりですが、あの頃のように、妻と語らいながら歩いてます。
雨の日も、風の日も、雪の日も。
そして泣きます。
妻が亡くなってから、今日で16日。
一日たりとも泣かなかった日はありません。
何も手につかず、何も考えられないままですが、一つだけ、私は妻と約束しました。
妻の事を小説にし、一人でも多くの人に、妻が生きていた事を知ってもらう。
そう約束しました。
生まれて初めての小説。
小説なんて呼べる代物じゃないかも知れない。
それでも、私は書くと誓いました。
何人に読んでもらえるか解らない。
批判されるかも知れない。
そんな中で、もし一人でも妻の死を悼んでくださる方がいれば、それだけで私達の5年間は無駄ではなかったと思えることでしょう。
これからの事はまだ何も決まっていません。
今でも私は妻の後を追いたいと、毎日のように考えてしまいます。
ただ今は、二人で紡いだこの物語が、誰かの心に何かを遺すまで、この物語の行く末を見守りたいと思います。
独り言で妻に語りかけながら、妻と歩いた道を辿っています。
妻と見上げた星空を見上げ、妻に語りかけます。
まだ泣き言ばかりですが、あの頃のように、妻と語らいながら歩いてます。
雨の日も、風の日も、雪の日も。
そして泣きます。
妻が亡くなってから、今日で16日。
一日たりとも泣かなかった日はありません。
何も手につかず、何も考えられないままですが、一つだけ、私は妻と約束しました。
妻の事を小説にし、一人でも多くの人に、妻が生きていた事を知ってもらう。
そう約束しました。
生まれて初めての小説。
小説なんて呼べる代物じゃないかも知れない。
それでも、私は書くと誓いました。
何人に読んでもらえるか解らない。
批判されるかも知れない。
そんな中で、もし一人でも妻の死を悼んでくださる方がいれば、それだけで私達の5年間は無駄ではなかったと思えることでしょう。
これからの事はまだ何も決まっていません。
今でも私は妻の後を追いたいと、毎日のように考えてしまいます。
ただ今は、二人で紡いだこの物語が、誰かの心に何かを遺すまで、この物語の行く末を見守りたいと思います。