好きです。
ストレートに言われてしまった。


「じゃあ、やっぱり…」

「俺は、翼が好きだ!」


え、今なんて…


「ずっと翼が好きだった」

「なに…言ってるの?」

「何ってそのままの意味だよ」


そのままって、

異性として私のことが好きだってこと?


「翼は?」

「え?」

「俺のことどう思ってるの?」

「私も、慧が好き…」

「本当に?よかった…!俺のことなんとも思ってなかったらどうしようって…」


私は全ての力が抜け、

その場に崩れ落ちてしまった。


「ねぇ、キス…していい?」

「うん…」


そして、慧は私に触れるだけのキスをした。
< 24 / 48 >

この作品をシェア

pagetop