好きです。
慧side


「おはようございます」


いつも通り職員室に入っていく。


「結城…先生…」

「どうかしたんですか?」

「これを…」


渡されたのは1枚の写真。


俺と翼…。

もしかして昨日……。


「結城先生、校長がお呼びです」

「…はい」



嫌な予感はしていた。

生徒と教師が付き合ってるなんて、

絶対にあってはならない。


「結城先生、もうご覧になったとは思いますが この写真についてです」

「…はい」

「もし、葉月 翼と別れるつもりがあるなら考えないこともないが…」

「…」

「別れたくないと言うのなら…わかっているな?」


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