好きです。
翼side


目を開けると、


「慧…」

「…っ!つばさ!」


私の手を握った慧の姿。


「よかった…」

「…泣かないでよ」


慧の目から涙が流れていた。


慧が泣いてる姿

私初めて見た。


「大丈夫だよ…」


慧の首に腕を回し、

自分のもとに引き寄せた。


「そう言えば慧、学校行かなくていいの?」

「…辞表出した」
< 43 / 48 >

この作品をシェア

pagetop