らぶ♂ちょい
鋭利な刃物でグサっと一突き。
微妙に傷つくのですが……。
確かに、散々な達成率ですけどね。
「西野さん、災難でしたね」
何が? と顔を上げる。
「私がアシスタントのプロジェクトだなんて」
「何言ってんだよ。メインはコトリちゃんだぞ? 俺はアドバイスとフォローをするだけだ」
「……はい?」
何をおっしゃっているのか、さっぱり理解できませんが……。
一介の事務員の私が、プロジェクトの責任者だなんて滅相もない。
ふるふると首を横に振る私を見て、西野さんはクスっと笑みを漏らした。