らぶ♂ちょい
「コトリちゃんにとって、いいチャンスなんじゃないか?」
「……チャンス、ですか?」
「働いているからには、そこで何かしらの功績を残すべきだと、俺は思うんだよね」
「……でも、私にそんなことが出来るのか不安なんです」
「コトリちゃん」
「……はい」
「誰と組んでると思ってるんだ」
何とも頼もしい味方。
真っ直ぐな強い視線を向けられて、ビビる気持ちにほんの少しブレーキがかかる。
……そっか。
西野さんからのアドバイスがあれば、私にも……出来るかな。
「すぐに指数を出します」
私の言葉に満足気な表情を浮かべて、西野さんはもう一つのノートパソコンの電源を入れた。