らぶ♂ちょい

そう思う心のどこかでチラつく、西野さんの顔。


……イヤイヤ、違うってば。


頭を振って、必死に追い出した。


「これは、ひょっとすると、ひょっとするかもしれないよ~?」


二人まで私のことをからかう。

面白がって、私を指差して笑った。


「それに意外と、狙ってるのは西野さんの方だったりして」

「そんなことがあるわけないでしょう?」


他にいくらだって、女の子は選び放題なんだから。


わざわざ私を捕獲にかかる必要性はゼロ。

あるとすれば、ちょっとした練習台ということろだ。


シミュレーション?
うん、そんな程度。

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