不思議な6人組

噂の転校生

眠気がやばい。
昨日の夜寝れなくて本をながめてたっけ。
それで気が付いたら朝になってたっけな。

目元を軽く押さえて目をつぶっていると

 「大丈夫ですか?」

心配そうに顔を除かれ「なんとか」とだけ答える。
夏も近づく中にいきなりの転校生だ。
先生もさぞ驚いただろう。

昨日から通うはずだった晴嵐高校を一日遅れて通わせてもらえることになったのは1週間前のことだ。
適当にパンフレットを見て決めたのでどんな制度があり何があるかなどは全くもって知らない。
< 2 / 115 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop