不思議な6人組
 「てめー今何か言っただろう?」

 「いえ、なにもいってませんよ。もし言っていたとしても言いませんから」

 「は?いったんじゃ「そこまでにしましょうよ~誠~」

 「っち」

またゆるっとした人の口調で止められた。
声がしたほうに顔を向けるとニヤッと笑っている。
綺麗な髪をいじりながら。
こちらを見下すように。やることすべてに何かが込められている。でも、何かが分らない。龍哉という人と同じ。
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