不思議な6人組
セキュリティね・・・。特例の転校生・・・。

 「そんな秘密私が知りたいものだわ」

 「ど、どういうこと?」

 「龍哉が言ったこと全部知らないもの。転入試験だって受けてないし、ただ紙に名前と出身校書いただけだわ。それでここ通ってるもの」

 「その出身校は?」

 「いう必要がないわ」

 「なら、君をこの学校に通えなくする必要性がある」

信じられないような言葉に、彼らを睨みながら真意を探るがすべての言葉が真剣そのもの。
他に敵を作りたくないみたいに。何かを守るみたいに。
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