不思議な6人組
「どうしてそこまで知りたがるの?」

私の質問に彼は困ったように笑う。

 「晴嵐を敵視する輩が多いからね。安全である生徒しか置かないことにしているんだ」

 「危険な子はこの学校にいらないと」

 「そうなるね」と彼は視線を落として悲しそうな顔をする。

言いたくはない
その決意は変わらないが、目の前にいる彼が困った顔を酢rのはみたくないのも確か・・・。
仕方がないか・・・。

 「・・・分かった。でも、他言無用よ」

 「もちろん。口外しない」
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