不思議な6人組
自分でも適当すぎるくらいの理由で選んだ。
この選択を間違ったとは今の所思ってはいない。
けれどそのほかの理由を細かく詳しく話す気なんてない。
何も知らない他人にペラペラと話す意味が分からない。
自己紹介をさせられただけでも不愉快だというのに。
ここで出身校を言わされたことが一番不愉快すぎる。
この学校で過ごすための計画がくるってしまう。
それだけは、何が何でも避けたいのに・・・。
そう簡単には世の中動いてくれないか・・。

 「はぁー」

 「なぁー」
それなのにこの人は

 「なんでしょか?会長様??」

 「その会長っての止めてもらえねーか?まずは」

 「・・・蓮?でいいのかしら」

 「それでいい」

 「それでご用件は?他に聞くことなんてないでしょうに」

 「お前俺のものにならねえーか」
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