不思議な6人組
「・・っはぁ、はぁ~ここってこんなに遠かったの」

息を切らしながら扉を力ぢよく閉める。
昨日の感覚だとあっという間についたはずなのに。

 「お~早かったな~お嬢様」
楽しそうに笑って言う樹。緩さが今の私に怒りを増加させるものに過ぎない。
一言言ってやりたい気持ちを抑えもっとも文句を言いたい彼を睨みながら

 「どういうつもりなの?」

 「何がだ」

ムカつく。何もしていないと書いと顔に書いてあるような表情が。

 「何がだじゃないと思いますが?私あなたの彼女になるといった覚えはありません。言ったのは副会長だけです」

 「・・・」

 「目標にたどり着かなきゃダメなのよ」

 「目標?なんだそれは」

 「貴方には関係ないと思いますが。ってそんな話してるのではなくて何であんな勝手なこと言って下さるのですか!」

 「勝ってにか・・・。昨日おまえが了承したんだろう」

 「だから私がしたのは・・・『ドン』
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