不思議な6人組
ということは、私を狙う人が出てくるということ。
昨日の今日でまだ私のことを知る存在はないが、まぁ時間の問題らしい。そこで出てくるルール。
トップの恋人は”姫”と必ず呼ばれ晴嵐の人にとっては護るべきの物。らしい。
 「・・・迷惑すぎる」
いつ狙われるかわからないストレスとそのために四六時中私を見守る?視線も それプラス女子からの恨みがましい視線が・・。
ここの姫になりたいがために、入学試験の女子の倍率はものすごいことになっているだとか。
そんな中で入学できたのに、いきなり転校してきた人が”姫”だなんて、面白くないに決まっている。これでめでたく私は目の敵になったというわけか
しかも!これからは誠が送り迎えをするのだとか。
一人だと狙われる可能性が高いらしいからと樹が言っていた。
そんなことをされた日には、ギャルたちに何をされるか分かったもんじゃない!
それに、一番重要なのは一人での生活ができなくなることだ。
誰の印象にも残らずに深くかかわることのないまま卒業して。
どうあがいてもそんなことは無理か。
もう嫌だ。晴嵐なんて選ばなければよかった。
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