君の声が聞きたい


ガラッ


「神崎さーん!お昼ごはんですよー!」


「待ってました!
今日はなんだろうな〜このにおいは…
シチュー?」

「正解っ!」

「やったね!」

「宮倉さん!デザートなに?」

「なんだろうね〜」

「教えてくれてもいいじゃん!」


クスクス笑う母さんの声、宮倉さんがご飯の用意をする音、

微かに聞こえる廊下の音


意識して聞いたことのない音がよく聞こえるようになった……



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