君の声が聞きたい




「そうね…
母さん帰るね、あの子が帰って来る前にご飯作らないとうるさいからね」

「だね!貴士(シキ)は、うるさいから」


クスクス笑いながら母さんは帰って行った…


母さんが慌てて帰りご飯を作ってる所を想像してまた笑えた

クスクスクス…
貴士の事だから、腹減った〜って言いながらソファに倒れるんだろうな〜
それを見た私が、お風呂はいってこーいって怒るんだよね!


あんなことがあった前までしていた日常が、こんなにも楽しくて、こんなにも恋しいだなんて思ったことなんてなかった、


「早く帰りたい」




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