うそつき執事の優しいキス
近くの窓から身を乗り出して良く見ると、体育館の周辺に人だかりが出来ていた。
どうやら、入学式が終わった後、部活動の新入部員募集のアピールをするようで。
各部の代表の先輩たちが、各部のユニホームを着たり、道具を用意している最中のようだ。
その中の一部で、生徒たちのがとんでもなく盛りあがっていたんだ。
しかも、みんな悲鳴やら怒号の合間に何か、口々に叫んでる。
「えっ……ええと。ダイヤモンド・キング? クローバー・ジャック?
うーんと……Cards soldier(カーズソルジャー)って……?
なんか、どっかで聞いた覚えが……」
叫び声を聞いたまま、口に出してつぶやいていたら、わたし、肩をがしっと、つかまれてた。
「Cards soldierだって!
どこどこどこ! どこにいるの!?」
何だか、すっごいハイテンションと、パワー!
その迫力に、恐る恐る振り返ると、小柄で短めのみつあみを横にぴん、と立てた女の子がいた。
彼女は、わたしを窓から引きはがし、自分が外を見ようと首を伸ばす。
「ごめん。
わたしCards soldierっての初めてで!
誰がどれやら……さっぱり」
どうやら、入学式が終わった後、部活動の新入部員募集のアピールをするようで。
各部の代表の先輩たちが、各部のユニホームを着たり、道具を用意している最中のようだ。
その中の一部で、生徒たちのがとんでもなく盛りあがっていたんだ。
しかも、みんな悲鳴やら怒号の合間に何か、口々に叫んでる。
「えっ……ええと。ダイヤモンド・キング? クローバー・ジャック?
うーんと……Cards soldier(カーズソルジャー)って……?
なんか、どっかで聞いた覚えが……」
叫び声を聞いたまま、口に出してつぶやいていたら、わたし、肩をがしっと、つかまれてた。
「Cards soldierだって!
どこどこどこ! どこにいるの!?」
何だか、すっごいハイテンションと、パワー!
その迫力に、恐る恐る振り返ると、小柄で短めのみつあみを横にぴん、と立てた女の子がいた。
彼女は、わたしを窓から引きはがし、自分が外を見ようと首を伸ばす。
「ごめん。
わたしCards soldierっての初めてで!
誰がどれやら……さっぱり」