よくばりな恋
カミングアウト
土曜日、仕事終わりで荷物を抱え、成海先生の家へ急ぐ。
病院から地下鉄で2駅、駅近のマンションだ。
「翠~~、待ってたよ~」
「ごめんね、遅くなって」
「大丈夫よ。健太郎もまだやし。ゆっくりご飯の用意しよ」
大学が一緒でずっと仲良しの紗英は、街を歩いていると誰もが振り返るほどの美人さんだ。はっきり二重の瞳、高い鼻、ぽってりとした唇、同じ女子なのに見つめられるとドキドキする。
成海先生と結婚してからは勤めていた商社を辞めて、専業主婦。習い事なんかで割と毎日忙しくしているらしい。
「今日はキムチ鍋でいいの?」
「健太郎は翠の料理ならなんでも好きだからねー。鍋なら用意ラクやん?」
「了解。それとヒジキの煮物と五目豆持ってきたよ」
「ありがとー。わたしが作るとあんまり美味しくないんだよね」
2人でわいわい言いながら料理する。
紗英の家によんでもらったときにはいつもこんなカンジだ。
病院から地下鉄で2駅、駅近のマンションだ。
「翠~~、待ってたよ~」
「ごめんね、遅くなって」
「大丈夫よ。健太郎もまだやし。ゆっくりご飯の用意しよ」
大学が一緒でずっと仲良しの紗英は、街を歩いていると誰もが振り返るほどの美人さんだ。はっきり二重の瞳、高い鼻、ぽってりとした唇、同じ女子なのに見つめられるとドキドキする。
成海先生と結婚してからは勤めていた商社を辞めて、専業主婦。習い事なんかで割と毎日忙しくしているらしい。
「今日はキムチ鍋でいいの?」
「健太郎は翠の料理ならなんでも好きだからねー。鍋なら用意ラクやん?」
「了解。それとヒジキの煮物と五目豆持ってきたよ」
「ありがとー。わたしが作るとあんまり美味しくないんだよね」
2人でわいわい言いながら料理する。
紗英の家によんでもらったときにはいつもこんなカンジだ。