よくばりな恋
抱き上げられて、ベッドへ連れて行かれる。Tシャツをまくられて、脱がされる。
先生の唇が、優しい手が、わたしの身体を翻弄する。
「は・・・・・あ・・・・・んん」
自分の声が恥ずかしくて、手で口を塞ぐ。
「聞かせてよ。翠の身体も声も、全部オレのものだ」
いつの間にか先生もTシャツを脱いでいて、体温が直に感じられる。
大切に扱われ、とかされて、甘やかされて、初めての痛みも快感も全部先生から与えられた。
「翠」
少し苦しげに、切なげに名前を呼ばれて
涙が流れる。
もうこの人の側を離れなくてもいいんだ・・・・・・・・・・。
いつの間にか眠っていたらしい。
夕御飯も食べずに先生とベッドに入ってしまったけど、今何時なんだろう・・・・・。