コワレモノ―人類最後の革命―
話の途中で、私は気づいていた。
茉湖の言う「ストーカー」とは…茉湖のマネージャー、須戸快斗(スト・カイト)さんのことだ。
だが、須戸さんが芝居を打っていたと言うつもりはない。そんなことをしたら自分が不利になるだけだ。何のメリットもない。
須戸さんは、自分がストーカーであるという自覚がないのだ。
須戸さんからすれば、マネージャーとして当たり前のことをしているだけなのかもしれない。しかし、茉湖から見ればそれがストーカーのする行為として映ってしまうのだ。
「よし…」
くっついてしまったセロハンテープのめくり口を見つけるように、今回の夢壊しの糸口が見えだした。
だが、今回はこれでいいというわけではない。
茉湖に対しては、もう一つ、復讐をしなければならない。私の夢を壊しただけでなく、その夢を奪ったのだ。
だから、回数は同じく、夢壊しも二つにしないといけない。
人間は、平等なのだから。
「もう一つ…」
家に帰り、ブログを読みあさる。私が書いていたはずのブログを、一つずつ。読むたびに、腕と脚の継ぎ目が激しく痛む。
そして…見つけた。
茉湖に制裁を下すための、もう一つの六法全書を。
茉湖の言う「ストーカー」とは…茉湖のマネージャー、須戸快斗(スト・カイト)さんのことだ。
だが、須戸さんが芝居を打っていたと言うつもりはない。そんなことをしたら自分が不利になるだけだ。何のメリットもない。
須戸さんは、自分がストーカーであるという自覚がないのだ。
須戸さんからすれば、マネージャーとして当たり前のことをしているだけなのかもしれない。しかし、茉湖から見ればそれがストーカーのする行為として映ってしまうのだ。
「よし…」
くっついてしまったセロハンテープのめくり口を見つけるように、今回の夢壊しの糸口が見えだした。
だが、今回はこれでいいというわけではない。
茉湖に対しては、もう一つ、復讐をしなければならない。私の夢を壊しただけでなく、その夢を奪ったのだ。
だから、回数は同じく、夢壊しも二つにしないといけない。
人間は、平等なのだから。
「もう一つ…」
家に帰り、ブログを読みあさる。私が書いていたはずのブログを、一つずつ。読むたびに、腕と脚の継ぎ目が激しく痛む。
そして…見つけた。
茉湖に制裁を下すための、もう一つの六法全書を。