コワレモノ―人類最後の革命―
「…ってことで、来てもらったの。従わなかったら怖いしね…」
もちろん、今の書き込みは私がしたものだ。休み時間にこっそり、トイレの中でスマホを操作していた。
「とりあえず、来たって書いといた方がよくない? メアド登録とかしなくていいし、その場で本名のアカウント作ればいいから」
「咲羅、結構詳しいんだね?」
「そんなことないって、雪乃」
三人がスマホを取り出し、登録と書き込みを開始する。私も本名のアカウントを作って書き込み、そして今度はコワレモノとしてログインし、新たなメッセージを打っておく。
「よし、皆書けた?」
「書けたよ~」
「オッケー」
「ちょっと待って…」
機械オンチな月見を待つ。
「…ふぅ、やっと書けた…」
「じゃあ後は、コワレモノからの書き込みを待つだけね…」
ポケットに手を突っ込み、見られないように書き込みのボタンを押す。
「あ、来た!」
ずっとスマホの画面を見ていた花梨が小さく叫ぶ。
「もう?」
「だいぶ早いんだね…」
「えっと…『ここにできる限り君川結那の悪口を書き込み、翌日これを偶然発見したように君川結那に見せて下さい』だって…」
「悪口…書くの?」
「何ためらってるの、咲羅? 結那の悪口書けるんだよ?」
「確かに結那、男子に媚売ってるからね…」
「希実達を転校させたのは許せないけど、ここはコワレモノさんに協力しよっと」
もちろん、今の書き込みは私がしたものだ。休み時間にこっそり、トイレの中でスマホを操作していた。
「とりあえず、来たって書いといた方がよくない? メアド登録とかしなくていいし、その場で本名のアカウント作ればいいから」
「咲羅、結構詳しいんだね?」
「そんなことないって、雪乃」
三人がスマホを取り出し、登録と書き込みを開始する。私も本名のアカウントを作って書き込み、そして今度はコワレモノとしてログインし、新たなメッセージを打っておく。
「よし、皆書けた?」
「書けたよ~」
「オッケー」
「ちょっと待って…」
機械オンチな月見を待つ。
「…ふぅ、やっと書けた…」
「じゃあ後は、コワレモノからの書き込みを待つだけね…」
ポケットに手を突っ込み、見られないように書き込みのボタンを押す。
「あ、来た!」
ずっとスマホの画面を見ていた花梨が小さく叫ぶ。
「もう?」
「だいぶ早いんだね…」
「えっと…『ここにできる限り君川結那の悪口を書き込み、翌日これを偶然発見したように君川結那に見せて下さい』だって…」
「悪口…書くの?」
「何ためらってるの、咲羅? 結那の悪口書けるんだよ?」
「確かに結那、男子に媚売ってるからね…」
「希実達を転校させたのは許せないけど、ここはコワレモノさんに協力しよっと」