コワレモノ―人類最後の革命―
「このくらいでいいかな…」
雪乃の声に、スマホの画面を見てみる。結構な数の悪口が、びっしりと書かれている。
「だね」
「…って、これだと私達、コワレモノにはめられてることにならない?」
「えっ?」
「だって、私達実名で書いちゃったから…」
「あ…」
私も気づいていなかったことを、雪乃が言った。そうだ、私達は全員、実名で書きこんでしまったのだ。
「…どうする…?」
「誰かがなり済ました、みたいにしたら?」
「それで通じるかな…?」
「でも、そうするしかないじゃん…」
「そうだね…」
翌日。
対策を思いつかないまま、結那にスマホを見せることになった。
「結那」
四人で結那の席に近寄る。
「あ、咲羅ちゃん…どうしたの?」
「この学校の裏サイト、知ってる?」
「知ってるよ?」
「そこに、結那の悪口が書かれてたの。しかも、私達の名前で」
「えっ…」
画面を見せると、結那が目の色を変える。
「これ…コワレモノさんのスレッドだよね…?」
「あれ、知ってたの?」
「うん、見てるし、コワレモノさんに依頼もしてるから…」
「ちょっと待って、依頼って?」
「私、乙骨って名前で登録してるの」
雪乃の声に、スマホの画面を見てみる。結構な数の悪口が、びっしりと書かれている。
「だね」
「…って、これだと私達、コワレモノにはめられてることにならない?」
「えっ?」
「だって、私達実名で書いちゃったから…」
「あ…」
私も気づいていなかったことを、雪乃が言った。そうだ、私達は全員、実名で書きこんでしまったのだ。
「…どうする…?」
「誰かがなり済ました、みたいにしたら?」
「それで通じるかな…?」
「でも、そうするしかないじゃん…」
「そうだね…」
翌日。
対策を思いつかないまま、結那にスマホを見せることになった。
「結那」
四人で結那の席に近寄る。
「あ、咲羅ちゃん…どうしたの?」
「この学校の裏サイト、知ってる?」
「知ってるよ?」
「そこに、結那の悪口が書かれてたの。しかも、私達の名前で」
「えっ…」
画面を見せると、結那が目の色を変える。
「これ…コワレモノさんのスレッドだよね…?」
「あれ、知ってたの?」
「うん、見てるし、コワレモノさんに依頼もしてるから…」
「ちょっと待って、依頼って?」
「私、乙骨って名前で登録してるの」