コワレモノ―人類最後の革命―
「…えっ?」
「うん」
「じゃあ、今までの依頼って…」
「私だよ? 私が、希実ちゃん達を消したの」
「なっ…」
チャイムが響く。
「…」
「まさか、結那が犯人だったとはね…」
「ますますコワレモノを手伝いたくなっちゃった」
「結那…絶対許さないから…!」
「そこ、何しゃべってんだ?」
先生に注意され、慌てて下を向く。
「え~、最近、このクラスでは転校していく生徒が急増している。このことはすでに上にも知られているが、まだ依然として何も掴めていない。この後のホームルームで、そのことについて話をしようと思う。とりあえず、朝の連絡は以上だ」
「起立」
イスがガタガタという音を立てて後ろに下がる。
「礼」
先生が教室から出て行く。
「ヤバいじゃん、咲羅」
「え?」
「だって、話をするって言ってるんだよ? 裏サイトのこと、どうするの?」
「当然…隠すよ?」
「でも、隠しきれる? たいていが裏サイトのことを知ってるのよ? その中で、告発する人がいたらどうするの?」
「それは…ないと思う」
「何で?」
「そんなことをしたら、コワレモノに消されるって思うでしょ?」
「今日告発したら、そのコワレモノが消えるのよ。デメリットはないじゃない」
「…ちょっとトイレ行ってくるね」
「うん」
「じゃあ、今までの依頼って…」
「私だよ? 私が、希実ちゃん達を消したの」
「なっ…」
チャイムが響く。
「…」
「まさか、結那が犯人だったとはね…」
「ますますコワレモノを手伝いたくなっちゃった」
「結那…絶対許さないから…!」
「そこ、何しゃべってんだ?」
先生に注意され、慌てて下を向く。
「え~、最近、このクラスでは転校していく生徒が急増している。このことはすでに上にも知られているが、まだ依然として何も掴めていない。この後のホームルームで、そのことについて話をしようと思う。とりあえず、朝の連絡は以上だ」
「起立」
イスがガタガタという音を立てて後ろに下がる。
「礼」
先生が教室から出て行く。
「ヤバいじゃん、咲羅」
「え?」
「だって、話をするって言ってるんだよ? 裏サイトのこと、どうするの?」
「当然…隠すよ?」
「でも、隠しきれる? たいていが裏サイトのことを知ってるのよ? その中で、告発する人がいたらどうするの?」
「それは…ないと思う」
「何で?」
「そんなことをしたら、コワレモノに消されるって思うでしょ?」
「今日告発したら、そのコワレモノが消えるのよ。デメリットはないじゃない」
「…ちょっとトイレ行ってくるね」