無口な君と私
青は泣かずに私の事を抱きしめている
悲しくないのかな?
『青…なんで泣かないの?』
「泣くと辛くなるし
お前とは笑顔で別れたくて…
俺らしくないか」
青は無理矢理笑って私に笑顔を向けてきた
『青のバカ…本当に青らしくないよ…
このっ!不良の癖にアメリカなんか行くなんて!生意気だっ!』
私はそんなことを言いながら青に最高の笑顔を向けて笑った
「うるせぇ、馬鹿ひかり
あ、時間だ俺行くな」
『青っ!
はい…これ』
私はクマのキーホルダーを渡した
「これ…直してくれたのか?」
『だってこれ、思い出の物でしょ?
アメリカに、持って行って』