アロマティック
「本当はさ」
永遠のことを考えていたみのりは、天音の声にハッと我に返る。
「場を荒らしてやろうかって考えてたんだけどね」
「え?」
「みのりちゃんのこと好きだし、永遠もライバルいたほうが燃えるかなって」
「えぇっ!?」
天音はいきなりなにをいいだすの!? みのりは不意打ち発言にうろたえた。
「さっきのあんな永遠見てたら、そんなことした日には殺されそうだからやめた。まだEarthの皆と一緒にいたいからね」
「はぁ……」
天音の話しについていけなかった。
他愛のない会話のようにとんでもない内容の話しをぶつけてくるから、どこからどこまで本気でいっているのやら。
天音が相手だと、雲をつかむような気分に陥ることが度々ある。今回もそうだ。
永遠にも似たようなところはあるけど、照れ隠しでふざけちゃうとか、場の雰囲気を変えたくてやってるんだろうなって、なんとなくその裏に含まれている気持ちがわかるけど、天音の気持ちは全く読めなかった。
「ごめん、ヘルプ!」
探し回り走ってきたのか、呼吸を乱した聖が現れた。みのりと聖を見つけ安堵の表情を浮かべながら、膝に手をついて苦しげにハァハァと短く息をついている。
「永遠は?」
天音の問いかけに、お手上げだと首を振る聖。
永遠のことを考えていたみのりは、天音の声にハッと我に返る。
「場を荒らしてやろうかって考えてたんだけどね」
「え?」
「みのりちゃんのこと好きだし、永遠もライバルいたほうが燃えるかなって」
「えぇっ!?」
天音はいきなりなにをいいだすの!? みのりは不意打ち発言にうろたえた。
「さっきのあんな永遠見てたら、そんなことした日には殺されそうだからやめた。まだEarthの皆と一緒にいたいからね」
「はぁ……」
天音の話しについていけなかった。
他愛のない会話のようにとんでもない内容の話しをぶつけてくるから、どこからどこまで本気でいっているのやら。
天音が相手だと、雲をつかむような気分に陥ることが度々ある。今回もそうだ。
永遠にも似たようなところはあるけど、照れ隠しでふざけちゃうとか、場の雰囲気を変えたくてやってるんだろうなって、なんとなくその裏に含まれている気持ちがわかるけど、天音の気持ちは全く読めなかった。
「ごめん、ヘルプ!」
探し回り走ってきたのか、呼吸を乱した聖が現れた。みのりと聖を見つけ安堵の表情を浮かべながら、膝に手をついて苦しげにハァハァと短く息をついている。
「永遠は?」
天音の問いかけに、お手上げだと首を振る聖。