アロマティック
爆弾投下
ドラマのアロマティックが終わり、昨日、凌が旅立った。
わたしの目の前に、何もなかった未来。
見えなかったビジョンがようやく見え始めた。
ドラマの撮影が終わり、アドバイザーとしての仕事がなくなった今。
いつまでもハーブティーを作るだけのために、Earthの側にいられない。わたしも行動するときがきたのだ。
アロマ界に顔の広い須藤さんに協力をお願いして、凌から勇気をもらい、前に進む決意をした。
でもその道を進むのは簡単ではない。
だけど、その先にあるわたしの夢と野望を形にするためには、乗り越えなくてはならない、険しい道だった。
一番の不安は永遠が、どう反応するか。
何度も相談しようと迷ったけれど、止められたらこの決断に迷いが生じる。どうきりたしたらいいのか悩んだ末、これは自分の道なのだといい聞かせ、結局、永遠に相談しないままこの日を迎えた。
今日は、Earthのコンサートを前に、宣伝もかねた写真撮影と対談がある。
いつもの習慣になった事務所の給湯室でハーブティーを作るのも、これが最後になる。いつも以上に丁寧に淹れたハーブティーを、いつものようにアースカラーで揃えたボトルマグ5つ分、用意した。
そう。わたしは、永遠のアロマアドバイザーとしての仕事を今日で辞める。
皆が集まる楽屋へ向かうと、中から賑やかな声が聞こえてきた。
聖の叫ぶ声の後に、4人のたしなめる声が聞こえてくる。すっかり馴染みのある光景。笑みが浮かんでくるのと同時に、今日限りでさよならなんだと思うと、寂しさで胸が震えた。
深呼吸をひとつ。
心を決めたみのりは、元気良く楽屋へ入っていった。
「おはよー!」
わたしの目の前に、何もなかった未来。
見えなかったビジョンがようやく見え始めた。
ドラマの撮影が終わり、アドバイザーとしての仕事がなくなった今。
いつまでもハーブティーを作るだけのために、Earthの側にいられない。わたしも行動するときがきたのだ。
アロマ界に顔の広い須藤さんに協力をお願いして、凌から勇気をもらい、前に進む決意をした。
でもその道を進むのは簡単ではない。
だけど、その先にあるわたしの夢と野望を形にするためには、乗り越えなくてはならない、険しい道だった。
一番の不安は永遠が、どう反応するか。
何度も相談しようと迷ったけれど、止められたらこの決断に迷いが生じる。どうきりたしたらいいのか悩んだ末、これは自分の道なのだといい聞かせ、結局、永遠に相談しないままこの日を迎えた。
今日は、Earthのコンサートを前に、宣伝もかねた写真撮影と対談がある。
いつもの習慣になった事務所の給湯室でハーブティーを作るのも、これが最後になる。いつも以上に丁寧に淹れたハーブティーを、いつものようにアースカラーで揃えたボトルマグ5つ分、用意した。
そう。わたしは、永遠のアロマアドバイザーとしての仕事を今日で辞める。
皆が集まる楽屋へ向かうと、中から賑やかな声が聞こえてきた。
聖の叫ぶ声の後に、4人のたしなめる声が聞こえてくる。すっかり馴染みのある光景。笑みが浮かんでくるのと同時に、今日限りでさよならなんだと思うと、寂しさで胸が震えた。
深呼吸をひとつ。
心を決めたみのりは、元気良く楽屋へ入っていった。
「おはよー!」