恋の味【更新中】


「私、この場所が好きなんです。昔住んでたところに空気が似てるから…」


唐突に発した白雪の言葉に、ドクンと胸が波打った。

やっぱり、間違えなんかじゃない。


確かにこの河岸の空気はとても澄んでいて、都会とは思えない雰囲気だった。




ー…良かった。

今日、行動しようと思って良かった。

告白なんか出来ないし、何より、もし付き合ったりするかも…なんて全く想像できないけど。
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