恋の味【更新中】


そして、目を細めて、その光の持ち主を見ると、青い制服を着た、30歳半ばくらいの警官であった。


そして、無理矢理夏樹と白雪の右手を掴み、引っ張った。

「君たち、こんな時間に何してるのかな?パパとママは?」





私達は、2人一緒に町の警察署に補導され、親にも、これでもかって言うくらいこっぴどく叱られた。

だけど、その時でさえ、白雪は夏樹のことを考えていた。


…あぁ、今頃夏樹もパパに怒られてるのかな。大丈夫かな。


そんなことばかり考えていた。

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