恋の味【更新中】

「…白雪、俺はどうしたらいいんだ…」

夏樹は絶叫する。

自分への怒りと、醜い世界への悲しみを目に見えぬ何かにぶつけるかのように。


初めてこんなに大きな声を出して泣いた。



そして、夏樹は決意する。








「兄さん、俺、東京の高校に編入したい」





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