恋の味【更新中】


もしかしたら白雪に会えるかもしれない。

今にも崩れそうなほんの少しの希望を持って。



もしも再び出会うことかまで来たなら、その時は。

たとえ俺のことを覚えていなかったとしても。

それでもいい。






東京に来てからたくさんの友達ができた。

「なぁ、白雪って知らない?」


学校中の生徒たちに聞いても皆が皆揃って首を傾げる。


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