恋の味【更新中】

「春葵ー、ちょっと相談あんだけど」


サッカー部に所属している春葵はいそいそと部活に向かうべく机の上のノートやらを雑にエナメル鞄に詰め込んでいた。



「俺今忙しい」


と素っ気ない返事をしながらも、夏樹の目の前の椅子に座り、何?と肘をついて聞いてくる。


やっぱり、何だかんだ言って優しいのだ。




「白雪と付き合いたいんだけど、どうしたらいいと思う?」


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