君の前で涙を流す。
黙々と食べている美咲。
「美味しいね。このケーキ。」
「うん、俺のお気に入りの店なんだ。」
「へー!……ま、た連れていってね?」
「っ。おう!行こうな。」
俺達は笑いあった。
「…………なんだか、眠くなってきちゃった。」
急にそう言い出した美咲。
「そう……。」
「ちょっと、お昼寝しようかな。」
と、ベットに倒れこんだ。
「…………。」
「……月君、何で泣いてるのよ~?」
「っ、ごめっ…………」
いつの間にか泣いていた俺。
涙を袖で拭いた。