生徒会長に恋しちゃうなんて
電車をまってる間、田之倉と華は、売店へいった。

私は山尾と話してた。
山尾が田之倉達がいなくなった瞬間、

「おまえさっき、泣いてただろ」

っていってきた。
そんな素直に認めるか。

「あくびしたからだよ」

「あくびはふりだろ?おまえが泣いてることくらいわかるわ」

「ちがうし、本当にあくびだし」

「なぁ、どうして、そんな嘘つくんだ?」

「嘘ついてなんかいない」

「嘘つけ、俺には分かるんだよ」

「はぁ?別に、分かって欲しくない!」

このままだと、山尾の頬を殴りそうだ。
だから、私は田之倉達がいる売店にいこうとした。でも、山尾が手を掴んできて、私は山尾の腕の中にはまってしまった。
「好きなんだよ。俺じゃだめか?」

「はぁぁぁぁぁ?急に何言ってんの?
てか、離して、ちかんって叫ぶよ。」

すると、力強くだきしめられていた、腕がゆるくなり、私は抜け出せた。

そんなことを考えてると、さっきの山尾の言葉がよみがえってきた。

「ねっ!さっき私に好きっていった?」

急に恥ずかしくなってきた。
こんなの初めてだから。

「あぁいったぞ.だから俺と付き合ってください」

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