生徒会長に恋しちゃうなんて
俺は、木の陰から、覗いた。

二人はしばらくすると、
田之倉の家に入って行った。

もう終わりだ。

田之倉はまだ美紅が田之倉の事を
好きだって、気づいていないから、
俺は頑張れた。

でも、家の中に入れるって…
田之倉は家の中に許可した人しか
入れない。

もう、終わりだ
あぁ、なんでこうなったんだろ

初めて遊んだ日に、告白したからか?
さっき、みほと付き合ったこと
美紅のためだって、素直に
言わなかったからか?
無理やり、キスしたからか?

あぁ、もう駄目だ
俺は魂が抜けたような状態で、
家に帰った。
< 184 / 221 >

この作品をシェア

pagetop