生徒会長に恋しちゃうなんて
「由依〜」

「美紅、どうしたの?
辛かったね。いってごらん」

「えっ?辛かったってなんでわかるの?」

「美紅泣いてるじゃん」

「嘘⁉︎」

由依の言った通り泣いてた。
じぶんで気づかなかったなんて…
由依の顔みたら安心しちゃったのかな

「泣いてることに気づかないほどか…
重症ね.
ゆっくりでいいから、はなしてごらん」

「ぅっ、うん」

それから、私は泣きながら、
華とのこと、田之倉のことを由依に話した。
由依は真剣に聞いてくれた。

そして、
「辛かったね。美紅えらいよ」

「ゆぅい〜」

「でも、まだ、チャンスはあるよ.
だって、まだくっついてないんだからさ頑張れば美紅にもチャンスあるんだよ」

「由依…私もうちょっと頑張ってみる‼︎」

「うん!頑張れ‼︎なんかあったら、いつでも言ってね‼︎じゃあもう、大丈夫そうだから、帰るね」

「うん。ありがとう‼︎
ゆいと心友になれてよかった」

「私もだよ、じゃあまた明日学校でね‼︎」

「バイバイ」

「バイバイ」

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