誠 ~150年の時を越えた思い~
一章

序章

《 Side 一 》


心地の良い風が頬をかすった。

彩は今何をしているのだろうか。

今すぐに会いに行きたいのだが…。

向こうには、総司が。

だが。

「彩今すぐ会いたい。嫌、会いに行く。待っていてくれ。」

…………。

……。

…。

彩。

「愛している。」
< 1 / 3 >

この作品をシェア

pagetop