鳥の様に
タイトル未編集
鳥になりたい。

小さい頃からの夢。

自由になりたい。

この学校のグループから抜け出したい。
                       ☆
 
「羽弥(うみ)。」

「何。」

と私は言う。
毎日の様に呼び出され、私達のグループに入らないか? って。

私はいつも、入るもんか。

って答える。

親友なんていない。
私は一人だ。
                        ☆

どのグループにも入ってない。

これはおかしい事なのだろうか?

高校1年生、夏。

夏休みも終わった。

まだ夏なのに。

夏休みは、大抵、鳥の観察をして終わる。

勝手に人間の物を取るカラス。カッコいい。神秘的で。

鳥の方が人間より価値があるのではないか。。?
そう思う。

私は何のために生きてるんだろう。

何もしてないじゃないか。

毎日同じ様に過ごし、
寝る。

それだけ。

恋もしない。

何も。

鳥が好きなだけ。

それだけの人間だ。
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