大人しい彼の裏顔
「え、あれ良いんですか?」
(浮気とは思えないけど…)



「ああ、優だろ?
あいつも同じゼミなんだ」



「そうなんですか。」

気になる彼は竹宮先輩と同い年なんだ。
何も知らない彼のことを知れて少し嬉しかった。



「午後も授業?」



「え、あ…はい!
って、もう行かなきゃ!!」


お昼休みに学内のカフェで里菜と話していたのだけれども、結構時間が過ぎていたみたい。



「すいません。行きますね
芽依先輩によろしくです」



「ああ、りょーかい」


先輩が返事をするのを待たずに次の授業がある場所へ向かった。



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