大人しい彼の裏顔
***

「凛ー!こっちこっち」



「百合、遅くなってごめんね?」


「全然、あたしも今来たとこ」



「百合綺麗なったね」
久々に会った百合はどこか大人っぽくなっていた。



「そうかな?
今日ね、あたしの気になっている人が来るんだ
凛と同じ大学なんだけど…」



「そうなんだ?
でも、知らない人多いからなぁー」



「年上なんだ」



「へぇー!って、えぇ?」
百合…今まで年下好きだったよね?
いつの間に…



「凛驚き過ぎだよ」と笑う百合




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