大人しい彼の裏顔
中に入ると「いらっしゃいませ。何名様ですか?」と店員がでてきた。


「いや、連れが来てると思うんだけど」


「あ、お越しになってますよ」


分かったみたいだ。


「わり!遅くなった」と案内された場所に行くと…


(げっ!!)

結城凛ちゃん

「!!」


向こうも気がついたみたいだ。

「おー、優やないか」関西弁の主を見ると秋
「秋も来てたのか」



「そうやで!亮太ついさっきお前に電話しに行ったで」と教えてくれた。



「マジかよ」
入れ違いかよー。
そういや、携帯なってたな。



「優なんやねん、そのだっさい格好」


秋に笑われた。


「仕方ないだろ?
あの教授のせいで遅くなって帰る間無かったんだよ」




「さよか。しかし、色男が台無しやないか」



「うっせー!」


チャラい俺しか知らねーから爆笑してやがる。





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