私は確かに愛してしまった
「ああ…ケータイの充電が切れてしまって…水を買うついでにタクシーを呼んでもらおうとおもってな。入る前に力尽きたけど」

「あはは!そうだったんですか。大変でしたね」

「思ってないだろ?顔が笑ってるぞ、バレバレ」

「ふふっ、そんなことないです」





肩を震わせて笑いを噛み殺していたらおでこを軽くチョップされた。
お味噌汁を飲み終わるとそのままなんでもない話をした。
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