禁止すれすれ!?恋愛
 「ふ~ん……」



 なんだ
 つまんないの



 なんて思って作業の続きをした。

 気付けば時間は12時を少し過ぎてた。

 あたしは裕介の方に身を乗り出した。


 「ね
 休憩しない?」

 「え?
 あ、うん。」

 「お腹空いたね。
 何か作るよ。
 何がいい?」


 そう言って台所の方に行くと後ろから裕介が付いて来た。


 「何が作れんの?」

 「ん~…
 とりあえず食べたい物言って?」

 「……パスタ。」


 ちょっと考えてから裕介が言った。


 「パスタかぁ。」


 そう呟いて冷蔵庫を開ける。

 中には食材がいっぱい詰まってた。



 おぉ
 いっぱいある!

 パスタの材料もあるじゃん!



 「すぐ作るから待ってて。」

 「うん。」


 冷蔵庫から材料を出して並べて、早速調理を始める。

 作ってる間、どうしても右が気になった。


 「ねぇ。
 何でここにいるの?」


 あたしは右に立ったままの裕介を苦笑いして見た。


 「いちゃ悪い?」



 悪くはないけど……



 「えと、集中できないっていうか……ソファに座ってテレビでも見てなよ。」

 「今いい番組ねぇし。」

 「足、疲れない?」

 「全然。」



 さいですか。



  
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