禁止すれすれ!?恋愛
2人で台所に移動して、また一緒にご飯を作った。
カラアゲとポテトサラダをあたしが作ってる間に裕介がお米をといでくれた。
っていってもカラアゲは一緒に作ったんだけどね。
テーブルに並べて2人で向かい合って座る。
裕介が手を合わせて「いただきます」と言ってお箸を取った。
あたしはそれをニコニコしながらジッと見てた。
食べようとしないあたしに気付き、裕介が不思議そうに顔を上げた。
「食わねぇの?」
「あ
うん。
浩太が帰って来るの待ってるから……
先に食べてていいよ。」
笑って言うと、さっきまで楽しそうだった裕介の顔から表情が消えた。
「……ふーん。
じゃあ俺も待ってる。」
「え?
いいよ、先に食べてなよ。」
「いや、いい。
ちょっと部屋行って来る。」
そう言いながら、裕介は立ち上がってリビングから出て行こうとした。
「え?
裕介?」
止めようと思い手を伸ばすといきなり電話が鳴った。
一瞬静かになって、電話に出ようとしない裕介にあたしは遠慮がちに聞いてみた。
「あの…
電話、出ていい?」
裕介がちょっと頷いたのであたしは受話器を上げて耳に押しあてた。
「はい…
もしもし。」
ちょっと緊張するな〜、なんて考えながら言うと、受話器越しに浩太の声がした。
「里奈?」
「浩太!?」
あたしの声に後ろから裕介の視線を感じた。
「どうしたの?」
電話をくれたことが嬉しくて声を弾ませると、浩太が申し訳なさそうに言った。
「ゴメン。
今日帰れそうにない。」
「え?」
「すぐ終わるはずだったんけど急に仕事が入ってさ。
ほんっとゴメン。」
一生懸命謝る浩太の後ろからあたしも知ってる先生の声がする。
よくは聞こえないけど浩太を呼んでるみたいだ。
ちょっと声が遠くなって「はい。」と浩太の声がする。
雰囲気的にかなり忙しそうだ。
忙しいのに電話なんてして……
カラアゲとポテトサラダをあたしが作ってる間に裕介がお米をといでくれた。
っていってもカラアゲは一緒に作ったんだけどね。
テーブルに並べて2人で向かい合って座る。
裕介が手を合わせて「いただきます」と言ってお箸を取った。
あたしはそれをニコニコしながらジッと見てた。
食べようとしないあたしに気付き、裕介が不思議そうに顔を上げた。
「食わねぇの?」
「あ
うん。
浩太が帰って来るの待ってるから……
先に食べてていいよ。」
笑って言うと、さっきまで楽しそうだった裕介の顔から表情が消えた。
「……ふーん。
じゃあ俺も待ってる。」
「え?
いいよ、先に食べてなよ。」
「いや、いい。
ちょっと部屋行って来る。」
そう言いながら、裕介は立ち上がってリビングから出て行こうとした。
「え?
裕介?」
止めようと思い手を伸ばすといきなり電話が鳴った。
一瞬静かになって、電話に出ようとしない裕介にあたしは遠慮がちに聞いてみた。
「あの…
電話、出ていい?」
裕介がちょっと頷いたのであたしは受話器を上げて耳に押しあてた。
「はい…
もしもし。」
ちょっと緊張するな〜、なんて考えながら言うと、受話器越しに浩太の声がした。
「里奈?」
「浩太!?」
あたしの声に後ろから裕介の視線を感じた。
「どうしたの?」
電話をくれたことが嬉しくて声を弾ませると、浩太が申し訳なさそうに言った。
「ゴメン。
今日帰れそうにない。」
「え?」
「すぐ終わるはずだったんけど急に仕事が入ってさ。
ほんっとゴメン。」
一生懸命謝る浩太の後ろからあたしも知ってる先生の声がする。
よくは聞こえないけど浩太を呼んでるみたいだ。
ちょっと声が遠くなって「はい。」と浩太の声がする。
雰囲気的にかなり忙しそうだ。
忙しいのに電話なんてして……