【短編】ヤクザのキミ。
*甘い台詞*



朝になると、

身体中が痛かった。




隣には彼が寝ていて。

塾の鞄が、

無造作に転がっていた。



服を着ると、

彼の家を出る。




冷え切った心に、

温かい日差しが照りだす。






「お母さんごめんなさい…」



泣きたくなった。

ただ、後悔しかなかった。




身体をあんなに、簡単に

渡してしまうなんて…。



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